この週末は子供達も妻もおばあちゃん家を訪れていて、ひつじは獨りぼっち。愼みながらオリーブオイルベースの料理(油だらけ)を作り、Leroyの97年モノのシャルドネを開けて楽しんでおります。

今日(日曜日)は久しぶりにあらゆる事から解放されて、朝から読書三昧でした。お昼を食べてからは『論語』を学而第一から堯曰第二十まで素読しました。非常にキツイものがありました。うちの子供たちにも素読させようと思っているのですが、耐えられるかなぁ?
ひつじがなぜ、東洋古典に感化されてそれを探求しているのか不思議なことでしょう。はい、お答えいたします、それにはこんな逸話があります。
マッカーサーの話です。彼が日露戦争後に、観戦武官を務めていた父親と一緒に日本を訪れた時のこと、乃木大将にしても山本元帥にしても、大変な風格を持つ素晴らしい人がいて感服したという言葉を残しています。しかし第二次世界大戦後に占領軍のトップとして再び日本にやってきた時の将校は、いかにも浅ましかったと・・・。
この違いは何かと聞かれた吉田茂首相が、哲学者・和辻哲郎氏に見解を求めたところ、明治の将軍たちは江戸時代から伝わった修己治人の学問をやって将軍になった。ところが昭和の将軍たちは西洋の技術や論理ばかりを学んで、修己治人の修己をやってこなかった。これが大きな違いだろうと答えたそうです。
それでは江戸時代まではどんな学問が教えられていたのか?
江戸時代までは儒学をはじめとする修己治人の学問や教養が行きわたってました。だからこそ、幕末の志士も明治の元勲たちも、人間としての魅力も信頼感もあったのです。それは中国の後漢の時代に儒学が盛んで、そこで育った人たちが立派だったので、それに続く三国志の英雄達もみんな魅力的な人間だったということです。江戸三百年の教学の歴史と後漢二百年の教学の知識が共通のものとして生きてくるのです。
現在の小学校などでの道徳教育では、もちろん修己治人の教学は皆無の状態です。一体何をもって「道徳」とやらを教えているのか不思議で仕方がありません。最近の政治家や官僚のお粗末さもどうやらその辺にあるようです。戦前の官僚の新任研修のテキストには、そのような東洋古典を題材としたものが使われていたそうですが、戦後はまったく教えなくなったということです。
最近の世の中に起こる出来事を見ると、まったくその部分が欠落していることが容易に理解できます。一体この国はどこまで落ちぶれてしまうのか・・・。
マッカーサーの話が出ましたので、ちょっと政治の話。
来る8月30日の衆議院選挙。マスコミが騒いでいるような当落予想の民主党の圧勝、自民党の大敗などというような枝葉末節を論じるのはよして、麻生内閣の支持を下げ、自民党を不人気にした真の理由というものに迫って、日本をダメにしている病原を叩きつぶす選挙にしなくてはならないのではないでしょうか。
そもそもは麻生内閣発足後すぐ(在任5日間)に、日教組批判を行った国土交通相の中山成彬氏の更迭。また懸賞論文問題でクビになった田母神俊雄前自衛隊航空幕僚長。これらが自民党や政治への疑念を決定的にしたものでした。
自民党がこのような状態なら、それを厳しく批判していくのが、野党というものの存在ですが、民主党も同じ穴の狢です。
ではどうしたら良いのか。心ある人、志ある政治家はちゃんといます。今度の選挙では以下の質問にちゃんと答えられる政治家を是非選びましょう。
『日本は、○○○○を○○して国際社会に復帰した』
病原はここにあります。

そんな暗い話ばかりではありませんでした。
友人の○クリンがめでたく結婚することになりました。いつものワインバーで記者会見を行いました。とても楽しい二人でお似合いのカップルでした。めでたしめでたし。

また、来月誕生日を迎える妻の生まれ年のワインを入手しました。
1977年、Ch. LAFITE ROTHSCHILD。タイムリーでした。32年の年月を経てお互い(彼女もワインも)熟成されてきたわけです。どのような仕上がりになっているか楽しみです。
しかし、誕生日当日(9/16)は、ひつじは静岡県におります。トホホ。これも縁のなせる技であります。すべての幸不幸は縁から始まるのです。縁は大切にし、育てなくてはなりませんね。
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